バックテスト検証証拠
ボリンジャーバンドの偏差はいくつがいいのか。広げるほど強いのか?
ボリンジャーバンドは1σ・2σ・3σどれが勝てる?検証した結果
検証結果
順張りでは1σが最も安定し、広げるほど強くはなりませんでした。ドル円1時間足の順張りでは0.5〜1.25σで期間7種すべてが2024年と2025年の両方で黒字、1σの7期間平均は2024年+1,568.8pips・2025年+1,081.9pipsです。2025年に平均+1,850.2pipsだった1.75σは2024年には+590.2pipsまで下がりました。3σ以上は数字が良く見えても取引が少なく、1時間足順張りの2025年平均は3σで21.7回、3.5σで6.3回、4σで2.3回しかありません。逆張りに安定した偏差はなく、1時間足の買い逆張りは105設定中23設定、売り逆張りは1設定だけが両年黒字でした。終値がバンド内に収まった割合は期間20の1時間足で1σ45.0%、2σ87.1%、3σ99.1%で、正規分布前提の約68%・95%・99.7%とは違います。
主要数値
- 1時間足順張りで両年黒字だった偏差
- 0.5〜1.25σは期間7種すべて。1σの7期間平均は+1,568.8/+1,081.9pips
- 1時間足順張りの年間取引数(2025年平均)
- 3σ21.7回、3.5σ6.3回、4σ2.3回
- 終値がバンド内に収まった割合(期間20・1時間足)
- 1σ45.0%、2σ87.1%、3σ99.1%
検証範囲
- 米ドル/円。2025-01-01〜2025-12-31、比較用に2024年、2025年前半・後半
- 15分足・1時間足・4時間足。2025年で15分足24,903本、1時間足6,226本、4時間足1,610本
- 期間7種(10〜50)×偏差15種(0.5〜4σを0.25刻み)×売買ルール3種=315設定。3時間足×4期間区分で3,780回
- スプレッド0.3pips、0.1ロット、スリッページ0
検証方法
Formiqのバックテスト機能で実測。逆張りは安値または高値がバンドに触れた足の終値で入り、反対側の1σバンドに触れた足の終値で決済します。入口の偏差だけを比べるため決済は1σに固定しています。順張りは終値がバンドを抜けたら入り、反対側を終値で抜けたらドテンします。
この証拠からは言えないこと
- 米ドル/円だけを対象にし、比較した独立年は2024年と2025年の2年です。
- 期間と偏差の候補から最大値を選ぶ行為には、多重比較による上振れが含まれます。確認年も完全に未使用の将来データではありません。
- 3σ以上は取引数が少なく、PFと勝率の幅が大きくなります。4σの年間平均2.3回を1σと同じ確かさでは比べられません。
- バンドタッチは高値・安値、ブレイクは終値で判定しています。ヒゲ抜けをブレイクに含めるルールでは結果が変わります。
- 約定は足の終値、スプレッドは常時固定です。
- 逆張りの主検証は入口偏差だけを比べるため、決済を反対側の1σへ固定しました。出口も最適化する検証とは目的が異なります。