バックテスト検証証拠

包み足は、色が変わっただけの足より成績が良いか?

包み足の勝率とだましを396通り検証した結果

検証結果

1時間足だけが2年ともそうでした。10本後にパターンの向きへ動いていた割合は、包み足が2025年53.40%(839回)・2024年52.81%(818回)で、色が変わったのに包まなかった足は49.12%(2327回)・48.98%(2297回)です。15分足は+0.50と−0.37、4時間足は+3.79と−2.72で、年ごとに符号が変わりました。教科書が足す条件のうち、ヒゲまで包む形は6通り中5通りで実体だけの形に負け、下降のあとに限る条件は1時間足で2年とも順張り側より低くなっています。6通りすべてで成績が上がった絞り込みは、包んだ足の実体が値幅の7割以上という条件だけでした。

主要数値

1時間足・2025年の包み足と対照群
839回で53.40%、色が変わっただけの2327回は49.12%(差+4.28ポイント、pipsでは+4.28対−1.58)
対照群を2年とも上回った時間足
1時間足だけ。15分足は+0.50と−0.37、4時間足は+3.79と−2.72
ヒゲまで包む条件
実体だけ包んだ足のほうが高かったのは6通り中5通り
実体÷値幅が0.7以上
6通りすべてで上昇。上げ幅は0.62〜2.98ポイント、回数は3分の1前後に減る
反対側の端を先に割られた割合
包み足48.40〜53.27%、色が変わっただけ53.67〜57.28%、実体7割以上43.73〜50.71%
翌足で反対側の端を割られた割合
包み足17.21〜21.79%、色が変わっただけ32.35〜34.40%、実体7割以上10.60〜15.53%
1時間足・反対シグナル決済で2年とも黒字
11通り中10通り。素の包み足は2025年439回・43.28%・+813.8pips、2024年426回・42.96%・+2180.8pips

検証範囲

  • 対象: 米ドル/円
  • 期間: 2024-01-01〜2024-12-31、2025-01-01〜2025-12-31
  • 時間足: 15分足、1時間足、4時間足
  • 条件: 包み足+10通りの絞り込み

検証方法

Formiqのバックテスト機能と同じ判定で包み足を1本ずつ数え、同じ2本組のうち色が変わったのに実体を包まなかった足を対照群にしました。売買は成立した足の終値で入り、反対向きの包み足まで持つ形と10本後の終値で決済する形の2つ。終値約定、固定スプレッド0.3pips、0.1ロット、スリッページなしです。絞り込みは既存の条件を同時に有効にして作り(実体比率は丸坊主、値幅はATR倍率、向きは移動平均の傾き)、決済にはいつも素の包み足を使いました。11通り×決済2種と手数料なし1種×3時間足×4期間=396通り。記事の全数値はresearch/engulfing-verify.run.tsで照合しています。

この証拠からは言えないこと

  • 対象は1通貨ペア・2年間です。
  • 終値約定、固定スプレッド、スリッページなしのため、実際の約定結果とは差が出ます。
  • 絞り込みは既存の条件との組み合わせで作っており、包み足そのものにしきい値を足したわけではありません。
  • 逆行の判定で、同じ足が反対側の端と目標の両方に触れた場合は逆行として数えています。