バックテスト検証証拠
フェアバリューギャップは本当に埋まるのか。埋まることに意味はあるのか?
フェアバリューギャップ「埋まる」は本当?2年分の足で検証した結果
検証結果
埋まりますが、意味はありませんでした。ドル円で数えると96.2〜99.4%(3時間足×2年の6区分)が、その後で価格に戻られています。ただし強気ギャップの天井は3本目の足の安値そのもので、「ギャップが埋まった」は「その足の安値に価格が戻った」と同じ文です。ギャップを作らなかった足で同じことを数えると97.2〜99.4%で、6区分すべてでギャップの足のほうがわずかに戻られにくいという結果でした。埋まるまでの中央値は6区分すべてで2本、次の1本で埋まったものが41.9〜46.1%、3本以内が62.3〜64.1%を占めます。売買で効いたのはギャップの最小幅だけで、15分足の戻りを取る読み方ではATRの0.25倍と0.5倍が5通り中5通りで黒字、下限なしの0倍は3通り、1倍以上は0通りです。真ん中の足の実体の大きさは効かず、実体をATR比で4分割しても戻ったあと10本でギャップの向きに動いた割合は15分足47.0〜51.8%、1時間足41.9〜53.7%、4時間足44.3〜52.8%でした。
主要数値
- 価格に戻られた割合
- ギャップ96.2〜99.4%、ギャップを作らなかった足97.2〜99.4%
- 埋まるまでの本数
- 中央値2本。次の1本で41.9〜46.1%、3本以内で62.3〜64.1%
- 最小幅ごとの黒字(15分足・戻りを取る)
- 0.25倍と0.5倍は5通り中5通り、0倍は3通り、1倍以上は0通り
検証範囲
- ドル円。2025年(本命)、2024年(検定用)、2025年の前半と後半
- 15分足・1時間足・4時間足
- ギャップの最小幅6種(ATRの0・0.25・0.5・1・1.5・2倍)×有効期間5種(5・10・20・50・100本、戻りを取る側のみ)
- スプレッド0.3pips、0.1ロット
検証方法
Formiqのバックテスト機能で実測。読み方は戻りを取る/発生に乗るの2種、決済は反対シグナルです。対照群として、ギャップを作らなかった足の高安に価格が戻る割合を同じ方法で数えています。「戻る」は帯の端に触れた時点で判定します。
この証拠からは言えないこと
- ドル円1本のみです。通貨ペアを変えると変わる可能性があります。とくに帯の幅は値動きの大きさに直結します。
- 2024年と2025年の2年だけです。
- 決済は反対シグナルです。帯の反対側に損切りを置く形や直近の高安まで持つ形は測っていません。
- 「戻る」の定義は帯の端に触れた時点です。終値で判定する流儀もあり、その場合の数字は変わります。
- 上位足のギャップを下位足で使う形は測っていません。この検証は各時間足の中で完結しています。