バックテスト検証証拠

サイコロジカルラインの水準75は75%なのか。逆張りは勝てるのか?

サイコロジカルラインの75%逆張りは勝てる?5,760通りで検証

検証結果

打ち込んだ75は75%になりませんでした。本数を数えた指標なので期間12なら0・8.3・16.7…と13段階の値しか取らず、「75より上」は12本中10本=83.3%として判定されます。期間12では水準を75から83まで動かしても同じルールで、74に下げると12本中9本=75.0%に変わります。期間6・10・12・14・20・26のどれでも、打ち込んだ75が75%になることはありません。不等号の書き方でも4倍変わり、15分足・期間12の2025年で線が75より上にいたのは1.76%、75以上にいたのは7.02%でした。同じ上昇率のコインを12回投げた場合の理論値は2.00%と7.51%で、実測とほとんど変わりません。逆張りは勝ちましたが横ばいだった2025年だけで、15分足の逆張り買いは90通り中80通りが黒字、相場の方向による分を差し引いても1取引あたり+4.83pipsが残ります。上昇年だった2024年に同じ計算をすると4時間足では−46.40pipsになり、57通り中49通りで負の値でした。

主要数値

打ち込んだ75が実際に要求する本数(期間12)
12本中10本=83.3%。74なら9本=75.0%
線が75より上/75以上にいた割合(15分足・期間12・2025年)
1.76%と7.02%。コイン投げの理論値は2.00%と7.51%
逆張り買いの上乗せ(1取引あたり)
2025年の15分足+4.83pips、2024年の4時間足−46.40pips

検証範囲

  • 米ドル/円、2025-01-01〜2025-12-31(比較用に2024年も同条件)
  • 15分足・1時間足・4時間足
  • 読み方3種×期間6種(6〜26)×水準(逆張りは入口5種×出口3種、抜け5種、中央線5種)=1区分240通り×数え方2種。3時間足×4期間区分で合計5,760通り
  • スプレッド0.3pips固定、0.1ロット、約定は終値

検証方法

Formiqのバックテスト機能で実測。読み方は逆張り(水準の外側で反対方向)、水準の抜け、中央線の3種で、決済は反対シグナルまで、逆張りだけは出口の水準を別に指定します。上昇の数え方は前の足の終値より上と陽線の2通りを両方回しています。相場の方向による分は、同じ長さの無条件保有が年の値動きから得た分を差し引いて求めました。

この証拠からは言えないこと

  • 通貨ペアはドル円だけ、期間は2年だけです。サイコロジカルラインは株式市場で使われてきた指標で、値幅の分布が違う対象では段の出方そのものが変わります。
  • 2024年は年間+1,632pips、2025年は−56pipsでした。逆張りの取り分がプラスだったのは2025年だけです。
  • 逆張りの取引数が少ない設定が多く、1時間足で年25回前後、4時間足で年10回前後です。180通り中48〜74通りは5回未満で判定できていません。
  • スプレッドは0.3pips固定です。1時間足の中央線は0.98pipsで損益分岐するので、この前提が崩れると成立しません。
  • 決済は反対シグナルまでです。損切り30・利確90だけは両方の年で改善しましたが、他の組み合わせは片方の年でしか良くなりませんでした。
  • 上昇の数え方の違いは成績では判定できていません。2,134通りで47.1%対52.9%です。