値動きデータ

ドル円(USD/JPY)の変動幅と動く時間帯

米ドル/日本円・2016–2025年・2,595営業日の実データ集計

1日の平均変動幅100.5pips
1日の変動幅の中央値83.3pips
最も動く時間帯23:0027.8 pips
最も動く曜日水曜106.4 pips

ドル円は1日平均100.5 pips動きます。最も動くのは日本時間23:00台(平均27.8 pips)、次いで22:00台(27.3 pips)です。セッション単位で最も動くのはロンドン時間で、この時間だけで1日の値幅の71%が出ています。

ドル円の値動きの特徴

平均100.5 pipsという値幅そのものは、ポンド円(153.9 pips)の3分の2ほどで、特別に大きいわけではありません。ドル円で際立つのは水準ではなく、その水準の変わりやすさです。年ごとの平均日中変動幅は2019年の57.5 pipsから2024年の138.4 pipsまで2.41倍動きました。次に変動が大きかったポンド円でも2.17倍で、ドル円だけが抜けています。直近2025年は133.4 pipsでした。

平均100.5 pipsに対して中央値は83.3 pipsで、その比は1.21倍。ポンド円の1.17倍を上回り、平均と実感がここまで離れるペアは他にありません。ごく一部の日が平均だけを押し上げています。集計期間で最も動いた3日は2022-12-20(690.8 pips)、2016-06-24(671.2 pips)、2022-11-10(638.4 pips)でした。「ドル円は1日100 pips動く」より「半分の日は83.3 pips以下に収まる」のほうが、当てはまる日が多い言い方になります。

時間帯では上位3つが23:00〜21:00台に固まります。ここはドルストレート共通ですが、4番目に09:00台(24.4 pips)が入るのはドル円と豪ドル円だけです。この時間帯は東京市場の仲値決定(9:55)を含み、欧州勢が入る前で唯一の山になっています。

何時に動くか(時間帯別の平均変動幅)日本時間

1時間足の高値と安値の差を、集計期間中の全営業日で平均したものです。表示は日本時間(UTC+9)で、日本には夏時間がないため通年で一致します。

7142128ロンドン開場NY開場0003060912151821
東京時間 09:0017:00ロンドン開場 16:00NY開場 21:00日本時間 · pips
時間帯平均変動幅本数
00:0024.0
2,595
01:0018.2
2,595
02:0016.1
2,595
03:0016.2
2,595
04:0014.2
2,595
05:0012.1
2,595
06:0010.7
2,255
07:0012.2
2,070
08:0015.4
2,071
09:0024.4
2,595
10:0021.9
2,595
11:0017.3
2,595
12:0015.4
2,595
13:0014.7
2,595
14:0015.4
2,595
15:0019.2
2,595
16:0022.2
2,595
17:0020.9
2,595
18:0017.8
2,595
19:0015.8
2,595
20:0016.5
2,595
21:0025.3
2,595
22:0027.3
2,595
23:0027.8
2,595

東京・ロンドン・ニューヨークのどこで動くか

同じ日のセッション時間内の高値と安値の差です。ロンドンとニューヨークは切り分けずに重ねたままにしてあります。両者が重なる時間こそ1日で最も動く帯であり、分割するとそれが見えなくなるためです。区切りはUTC固定なので、夏時間の期間は現地時計に対して1時間ずれます。

セッション時間帯平均変動幅
東京時間09:00–17:0056.1
ロンドン時間16:00–翌01:0071.5
ニューヨーク時間21:00–翌06:0067.3

何曜日に動くか

変動幅のみを掲載しています。曜日ごとの上昇率は載せていません。掲載中のどの通貨ペアでも、上がる確率がコイン投げと区別できる水準に達しないためです(掲載中の全ペア×5曜日の50通りのうち、統計的に有意なのは3つ。偶然でも2.5は出る計算です)。

曜日平均変動幅日数
月曜88.4
518
火曜97.9
520
水曜106.4
518
木曜105.6
520
金曜104.0
519

季節性はあるか(月別の変化率)

各月の初日始値から最終日終値までの変化率の平均と、その月が上昇で終えた回数です。

平均変化率上昇で終了n = 10平均変動幅
1月-0.37%3/10105.3
2月-0.19%5/1097.4
3月+0.51%4/10109.2
4月+0.49%6/10100.8
5月+0.24%5/1094.7
6月+0.94%8/1098.4
7月-0.99%3/10105.6
8月0%5/10105.7
9月+1.04%7/1097.0
10月+1.85%7/1088.0
11月-0.07%4/10104.3
12月-0.56%5/1098.1

10年分は、1つの月あたり10件しか標本がないということでもあります。起きたことを記述するには足りますが、次を予測するには足りません。掲載中の全ペア・全月の120通りを調べても、偶然では説明しにくいほど偏った月は1つもありませんでした。

年によってどれだけ違うか

10年平均は、その10年の中でどれだけ環境が変わったかを覆い隠します。ページ冒頭の平均値だけでロットや損切り幅を決めると、どの年に似た相場なのかを確認しないまま、余裕があるはずの損切りが余裕でなくなります。

平均変動幅日数
2016120.9
260
201789.1
259
201870.4
259
201957.5
259
202071.4
260
202157.5
260
2022136.2
260
2023129.8
259
2024138.4
260
2025133.4
259

集計期間で最も動いた3日

数字だけでなく日付を出しています。検算できない数値は、正しくても根拠になりません。いずれも実在する立会日です。チャートで該当ペアを開いてこの日付まで遡れば、同じ高値・安値を確認できます。

日付その日の値幅
690.8 pipsチャートで開く
671.2 pipsチャートで開く
638.4 pipsチャートで開く

よくある質問

ドル円が最も動く時間帯は?

日本時間23:00台です。この1時間の値幅は平均27.8 pipsで、最も静かな06:00台(平均10.7 pips)の約2.6倍動いています(2016–2025年の2,595営業日を集計)。

ドル円の1日の平均変動幅は何pipsですか?

100.5 pipsです。中央値は83.3 pipsで、平均が中央値を上回るのは一部の大変動日が平均を押し上げているためです。集計期間中で最も動いた日は2022-12-20の690.8 pipsでした。

ドル円は東京時間とロンドン時間のどちらが動きますか?

東京時間の平均変動幅は56.1 pips、ロンドン時間は71.5 pipsです。ロンドン時間のほうが大きく動きます。

ドル円が最も動く曜日は?

水曜で、平均106.4 pipsです。最も静かなのは月曜の平均88.4 pipsでした。なお動く「幅」に曜日差はありますが、上がるか下がるかの「方向」に曜日差は見つかりません。

ドル円に季節性はありますか?

2016–2025年の集計では、10月が平均+1.85%で最も強く、10回中7回が上昇で終えています。逆に最も弱いのは7月の平均-0.99%です。ただし1つの月あたりの標本は10件しかないため、傾向として読む以上の使い方はできません。

この数値の作り方

Dukascopyの公開ヒストリカルデータ(ティック→1分足→1時間足)から、2016-01-04〜2025-12-31の1時間足を集計しています。1 pipは0.01です。土日と、1時間足が18本に満たない日(祝日・半日取引・週明けの数時間)は除外しました。日足の区切りはUTC基準です。数値の更新日は2026-07-26です。

データの出典

価格データ:Dukascopy Bank SA — historical data feed。Formiqは価格そのものを生成しておらず、上記フィードの1時間足を集計して公開しています。同じデータはFormiqのチャートでも配信しているため、上の表のどの数字も、該当する日付と時間帯を開けば突き合わせられます。