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ACオシレーターの設定を27通り検証:ドル円2年ぶん

ACオシレーター(アクセラレーター)のパラメータを27通り、ドル円の2025年と2024年で検証しました。1時間足では27通り中22通りが両方の年で黒字、15分足では0通り。既定値5/34/5の位置づけまで実測値で示します。

ACオシレーター(アクセラレーター・オシレーター)は、オーサムオシレーターの「加速度」を見る指標です。勢いそのものではなく、勢いが増しているか衰えているかを棒グラフで表します。

ドル円の2025年(1月1日〜12月31日)で、短期・長期・平滑化の3つのパラメータを27通り組み合わせて検証しました。時間足は15分足・1時間足・4時間足、比較のために2024年でも同じ27通りを回しています。

1時間足では27通り中22通りが、2025年と2024年の両方で黒字でした。 一方、15分足では0通りです。

M15H1H4OsMA1/5454/5431/54ACオシレーター0/2722/2713/27ストキャスRSI0/360/3628/36STC10/7243/7233/72ウェーブトレンド0/3023/3029/30スクイーズ32/4525/452/45
両方の年で黒字の割合が高い低い数字は「2024年と2025年の両方で黒字だった設定 / 試した設定」
どの指標も全部の時間足では残らず、どの時間足も全部の指標には合いませんでした。選ぶのは組み合わせであって、片方だけではありません。

時間足で見る

時間足2025年に黒字2025年の中央値2024年に黒字2024年の中央値両方の年で黒字年間の取引回数
15分足5 / 27−258pips2 / 27−1,620pips0 / 27約1,470回
1時間足26 / 27+684pips23 / 27+1,521pips22 / 27約360回
4時間足24 / 27+329pips13 / 27−208pips13 / 27約92回

15分足は年間1,470回売買します。この回数だとスプレッド0.3pipsでも年間880pips相当の負担になり、それを超える利益が残りませんでした。両方の年で黒字だった設定がひとつもない、という結果です。

4時間足は2025年に24/27まで伸びますが、2024年は13/27に落ちます。順位相関は+0.551で、この検証シリーズでは珍しく正の相関が出ました。

パラメータの効き方

設定2025年2024年
既定値 5/34/5356回・勝率40.17%・PF 1.176・+1,087.3pips(27通り中5位)+1,521.0pips(14位)
2025年の最良 3/34/3580回・勝率40.86%・PF 1.241・+1,648.9pips−260.5pips(24位)
2024年の最良 3/55/8+533.4pips(16位)+2,515.0pips
2025年の最下位 8/21/3−49.4pips+2,160.6pips

2025年で最も良かった3/34/3は、2024年には赤字で27通り中24位でした。 逆に2025年の最下位だった8/21/3は、2024年には+2,160.6pipsです。順位相関は−0.314で、順位はきれいに反転しています。

そのなかで既定値の5/34/5は2025年5位・2024年14位。どちらの年も上位半分に入り、どちらの年も黒字でした。この検証シリーズで繰り返し出てきた「既定値を動かす根拠が見つからない」という結果が、ここでも出ています。

1時間足の取引回数は217回から604回でした。短期側を小さくすると回数が増えます。

4時間足では既定値が1位だった

4時間足2025年2024年
既定値 5/34/595回・勝率49.47%・PF 1.481・+1,120.3pips(1位)+905.5pips(12位)
2024年の最良 5/21/3+1,020.9pips(4位)+1,811.4pips
2025年の最下位 8/55/3−475.2pips−1,237.6pips

4時間足では既定値が2025年の1位でした。勝率も49.47%と、1時間足(40.17%)より高く出ています。ただし年95回という取引回数なので、この差を性質として読むには標本が足りません。

勝率について

1時間足・2025年の27通りで、勝率は37.14%〜44.37%、中央値41.0%でした。勝率と損益の順位相関は+0.149で、ほとんど関係がありません。

ゼロラインを抜けた方向に持ち続ける形なので、OsMAスーパートレンドと同じく勝率は50%を下回ります。負けは小さく何度も出て、勝ちが伸びる形です。

チャートに表示する方法

環境手順
MT4 / MT5標準で入っている。ナビゲーターの「Bill Williams」から Accelerator Oscillator を選ぶ
TradingViewインジケーター検索で「Accelerator Oscillator」を選ぶ
ブラウザ(Formiq)インジケーター一覧から選ぶ。短期・長期・平滑化を設定から変更できる

検証の条件

項目
通貨ペア米ドル/円
期間2025-01-01 〜 2025-12-31(比較用に2024年も同条件)
時間足15分足 / 1時間足 / 4時間足
検証本数1時間足で6,226本(2025年)。15分足24,903本、4時間足1,610本
買いACがゼロを上抜けた足の終値
売りゼロを下抜けた足の終値
決済反対側へのゼロ抜けのみ。損切り・利確・時間決済は使わない
スプレッド0.3pips(スリッページ0、0.1ロット)
試した組み合わせ短期3種(3・5・8)× 長期3種(21・34・55)× 平滑化3種(3・5・8)= 27通り
測定Formiqのバックテスト機能で実行し、1トレードずつの約定価格からpipsを再集計

この検証で言えること

  1. 1時間足が中心。 27通り中22通りが両方の年で黒字。中央値は2025年+684pips、2024年+1,521pips
  2. 15分足では成立しない。 両方の年で黒字だった設定はゼロ。年1,470回の売買がコストに耐えられません
  3. 設定を選ぶ作業は報われない。 1時間足の順位相関は−0.314。2025年の最良は2024年24位、2025年の最下位は2024年に+2,160.6pips
  4. 既定値の5/34/5で足りている。 1時間足で5位/14位、4時間足では2025年1位。どちらの年も黒字です
  5. 勝率は40%前後で、それが正常。 ゼロライン抜けで持ち続ける形の指標に、高い勝率を期待する設計ではありません

同じ方法で調べたOsMAQQEアルーンRVIスーパートレンドウィリアムズ%RMFIの記事もあります。

この検証の限界

  • 通貨ペアは米ドル/円のみ、期間は2024年と2025年の2年だけです
  • 試した組み合わせは27通りで、他の指標の検証(54〜240通り)より粗い格子です
  • ACオシレーターの計算はAOの実装(中値の取り方、移動平均の種類)を引き継ぎます。この数値はFormiqの実装によるものです
  • エントリーも決済も足の終値で行っています
  • スプレッドは全期間0.3pips固定です。15分足の結果はこの前提に強く依存します
  • 4時間足は年間61〜161回です。この件数の勝率やPFは幅の広い数字です
  • 時間帯によって値動きの大きさは変わります

よくある質問

ACオシレーターの最強設定は何ですか?
1時間足・2025年で最も損益が良かったのは3/34/3(580回で+1,648.9pips)ですが、2024年には−260.5pipsで27通り中24位です。逆に2024年の1位だった3/55/8は2025年に16位。既定値の5/34/5は2025年5位・2024年14位で、どちらの年も黒字でした。4時間足では既定値が2025年の1位です。
ACオシレーターは何を測っているのですか?
オーサムオシレーター(AO)の加速度です。AOが中値の短期移動平均と長期移動平均の差であるのに対し、ACはそのAOからさらに移動平均を引いた値になります。値動きの勢いそのものではなく、勢いの変化の速さを見る指標です。
ACオシレーターはどの時間足で使えますか?
この検証では1時間足と4時間足です。1時間足は27通り中22通り、4時間足は13通りが両方の年で黒字でした。15分足は0通りです。15分足では年間約1,470回売買するため、スプレッドの負担が利益を上回ります。
ACオシレーターの勝率はどのくらいですか?
1時間足・2025年の27通りで37.14%〜44.37%、中央値41.0%でした。ゼロラインの上抜け・下抜けで持ち続けるトレンドフォローなので、勝率は50%を下回り、勝ちの平均が負けの平均より大きいことで利益が出ます。
ACオシレーターはMT4に標準で入っていますか?
MT4とMT5に標準で入っています(ビル・ウィリアムズ系のAccelerator Oscillator)。TradingViewはインジケーター検索から「Accelerator Oscillator」を追加できます。Formiqのチャートにも入っていて、3つのパラメータを設定から変更できます。

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