GMMAは移動平均線2本と何が違う?216通り検証
GMMAのリボンを6本から1本まで減らし、平均期間を固定したまま216通りをドル円でバックテストしました。1本が6本を36通り中21通りで上回り、12本に増やす効果は確認できませんでした。
GMMA(Guppy Multiple Moving Average)は、期間の違う指数移動平均線を12本重ねて表示するインジケーターです。短期6本(3・5・8・10・12・15)が短期売買のトレーダー、長期6本(30・35・40・45・50・60)が長期保有の投資家を表す、という説明とセットで紹介されます。
主張の中身は「速い平均が遅い平均を抜けた」ではありません。それは2本の線でも分かります。GMMAが主張しているのは、12本にすることで初めて見えるものがあるという点です。2つの集団が同じ方向を向いているのか、迷っているのか。
そこを直接測りました。各リボンの平均期間を9と45に固定したまま、本数だけ6本から1本まで減らします。 1本ずつにすればリボンは消えて、ただのEMA9とEMA45のクロスになります。速さは同じで、扇の厚みだけが変わる。差が出れば、それが扇の価値です。
12本に増やす効果は確認できませんでした。 1本が6本を36通り中21通りで上回り、中央値は1本が+1,313.5pips、6本が+1,371.5pipsでした。
GMMAは何を測っているのか
計算は指数移動平均線そのもので、GMMA固有の式はありません。あるのはどの期間を何本並べるかという選び方だけです。
この検証で使ったリボンは、平均期間を保ったまま本数を変えています。
| 本数 | 短期リボン | 長期リボン |
|---|---|---|
| 6(本来のGMMA) | 3・5・8・10・12・15 | 30・35・40・45・50・60 |
| 5 | 3・6・9・12・15 | 30・38・45・53・60 |
| 4 | 3・7・11・15 | 30・40・50・60 |
| 3 | 3・9・15 | 30・45・60 |
| 2 | 3・15 | 30・60 |
| 1 | 9 | 45 |
短期リボンの平均期間はどの行でも9.0(6本の行だけ8.83)、長期は45.0(6本は43.33)です。つまり1本の行と6本の行は、ほぼ同じ速さの平均を見ています。
この設計にしたのは、本数を減らすときに端から削ると速さまで変わってしまうからです。3・5・8だけを残せば平均期間は5.3になり、それは「扇が薄いから負けた」のか「速すぎて負けた」のか区別が付かなくなります。
1本ずつにすると、EMA9とEMA45のクロスになる
リボンが1本ずつになると、GMMAの「クロス」トリガーは短期側の平均と長期側の平均を比べるだけになります。つまりEMA9とEMA45のゴールデンクロス/デッドクロスです。
検証でも一致しました。2025年の1時間足で、1本ずつのGMMAは184回・+393.5pips。EMA9とEMA45のクロスを別に組んで回しても184回・+393.5pipsで、1回も違いません。この記事の「本数を減らす」は、最後にはよく知られた2本のクロスへ行き着きます。
GMMAをチャートに表示する方法
12本の移動平均線なので、標準搭載でない環境でも自力で並べられます。
| 環境 | 手順 |
|---|---|
| MT4 / MT5 | 標準では入っていない。移動平均線を12本重ねて期間と色を設定するか、配布されているGMMAのファイルを探してインストールする |
| TradingView | インジケーター検索から Guppy Multiple Moving Average を追加する |
| ブラウザ(Formiq) | 最初から入っている。バックテスト側ではトリガー3種と各リボンの本数を条件にできる |
手で12本並べる場合、期間の選び方は自由です。 この記事の表のとおり、平均期間を保ったまま本数を減らしても損益はほとんど動きませんでした。12本を並べる手間に見合う差は、この検証では見つかっていません。
検証の条件
数字を見る前に、何をどう測ったかを書いておきます。この表と同じ設定を入れれば、同じ結果が出ます。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 通貨ペア | 米ドル/円 |
| 期間 | 2025-01-01 〜 2025-12-31(比較用に2024年も同条件) |
| 時間足 | 15分足 / 1時間足 / 4時間足 |
| トリガー | クロス(2つの平均が交差)/ 拡大(平均の差が開く)/ 全上抜け(短期6本すべてが長期6本すべての上) |
| リボンの本数 | 1・2・3・4・5・6本。平均期間は9と45に固定 |
| 組み合わせ | トリガー3種 × 本数6種 = 18通り。時間足3種 × 期間4区分で合計216通り |
| 決済 | 反対シグナルまで。エントリーと決済に同じルールセットを使う |
| 損切り・利確 | 使わない(別セクションで測定) |
| スプレッド | 0.3pips(スリッページ0、0.1ロット)。決済と新規の両方に掛かる |
| リボンの状態 | 取引ごとに、注文を出した足のリボン間の距離・短期リボンの幅・長期リボンの幅・長期リボンが順番に並んでいるかを記録(5,217件) |
| 測定 | Formiqのバックテスト機能で実行し、1トレードずつの約定価格からpipsを再集計 |
12本の線は必要か
1本まで減らしても損益は変わりませんでした。時間足ごとに、本数を変えたときの平均損益(3トリガー×2年)です。
| 本数 | 15分足 | 1時間足 | 4時間足 |
|---|---|---|---|
| 1 | +1,719 | +680 | +487 |
| 2 | +1,830 | +441 | −1 |
| 3 | +1,797 | +617 | +70 |
| 4 | +1,742 | +538 | +86 |
| 5 | +1,749 | +560 | +65 |
| 6 | +1,880 | +645 | +138 |
上がっていく列がありません。 15分足は1,719から1,880のあいだで往復し、1時間足も441から680のあいだです。
同じ時間足・同じ年・同じトリガーで1本と6本を1対1で比べると、1本が勝ったのは36通り中21通り、差の平均は1本側へ+124.9pipsでした。
中央値で見ても、1本ずつが+1,313.5pips、6本ずつが+1,371.5pips。12本を並べたことで増えた分は、この検証では測定できる大きさになりませんでした。
冒頭の図がこの表です。4時間足だけ1本の点が飛び出していますが、これは4時間足が2年で正反対になったせいで(後述)、扇の効果ではありません。
使えた時間足はどれか
15分足だけです。時間足ごとに、2024年と2025年の両方で黒字だった設定の数です(各18通り)。
| 時間足 | 年 | 黒字設定 | 損益中央値 | 両年とも黒字 |
|---|---|---|---|---|
| 15分足 | 2025 | 18 / 18 | +1,703.6pips | 18 / 18 |
| 15分足 | 2024 | 18 / 18 | +1,917.9pips | 18 / 18 |
| 1時間足 | 2025 | 14 / 18 | +221.9pips | 14 / 18 |
| 1時間足 | 2024 | 18 / 18 | +1,067.7pips | 14 / 18 |
| 4時間足 | 2025 | 0 / 18 | −1,719.0pips | 0 / 18 |
| 4時間足 | 2024 | 18 / 18 | +2,100.2pips | 0 / 18 |
15分足は18通りすべてが両方の年で黒字でした。 このシリーズ17本のなかで最も揃った結果です。
中身を見ると典型的なトレンドフォローの形です。初期設定(クロス・6本)は2025年に831回・勝率27.32%で+1,703.6pips。平均利益55.02pipsに対し平均損失−17.86pipsで、3回外して1回当てれば釣り合う比率になっています。1トレードの保有は平均42本=10時間半で、スキャルピングではありません。
4時間足は2年で完全に反転しました。 2024年は18通り全部が黒字(中央値+2,100.2)、2025年は18通り全部が赤字(中央値−1,719.0)です。クロス・2本は2024年の+2,334.6pipsから、2025年の−2,419.9pipsへ変わりました。
3つのトリガーはどう違うか
同じリボンを3通りに読みます。両方の年をまとめた平均です。
| トリガー | 平均勝率 | 損益の中央値 | 平均取引回数 | 平均保有本数 |
|---|---|---|---|---|
| クロス | 26.52% | +1,468.4pips | 364 | 42.7 |
| 拡大 | 29.14% | +1,313.5pips | 321 | 48.3 |
| 全上抜け | 32.76% | +1,345.4pips | 209 | 76.1 |
全上抜けは取引回数が最も少なく(クロスの57%)、勝率が最も高く(クロスより6.2ポイント上)、保有が最も長いという、条件を厳しくしたときに出る形をそのまま示しています。損益の中央値ではクロスが最も高く、3つの差は150pips以内です。
リボンが広がったら強いのか
勝率は上がりました。GMMAが「12本の絵で分かる」とされる内容を測るため、全トリガーの取引5,217件を、注文を出した足のリボン間の距離で四分位に分けました。
| 時間足 | 第1(最も狭い) | 第2 | 第3 | 第4(最も広い) |
|---|---|---|---|---|
| 15分足(各995件) | 24.32% | 28.04% | 29.05% | 32.96% |
| 1時間足(各239件) | 22.18% | 27.20% | 35.98% | 35.98% |
| 4時間足(各69件) | 21.74% | 15.94% | 30.43% | 34.78% |
どの時間足でも、最も広い区分の勝率が最も高くなりました。 15分足では8.64ポイント、1時間足で13.80ポイント、4時間足で13.04ポイントの差です。検証したGMMA固有の主張のうち、成立したのはリボン間の距離と勝率の関係だけでした。
ただし勝率と損益は別でした。1回あたりの平均損益はこうなります。
| 時間足 | 第1 | 第2 | 第3 | 第4 |
|---|---|---|---|---|
| 15分足 | +3.96pips | +2.58 | +2.85 | +2.06 |
| 1時間足 | −3.68pips | +1.83 | +7.08 | +12.15 |
| 4時間足 | −5.62pips | −34.82 | +24.73 | +34.48 |
15分足だけ逆を向いています。 勝率は上がるのに1回あたりの利益は3.96pipsから2.06pipsへ下がる。リボンが離れきったところで入ると当たりやすいが、その時点で動きの大半は終わっている、という読み方になります。1時間足と4時間足では勝率と損益が同じ方向を向きました。
長期リボンの並びは使えるのか
判断材料になりませんでした。GMMAの説明でよく出てくるのが「長期リボンが順番に並んでいれば本物のトレンド」という読み方です。長期6本が30<35<40<45<50<60の順に整列していれば投資家も同意している、という理屈です。
長期リボンが順番に並んでいた足の割合を数えました。
| 時間足・年 | 検証本数 | 長期リボンが整列していた割合 |
|---|---|---|
| 15分足 2025年 | 24,903 | 85.18% |
| 15分足 2024年 | 24,999 | 85.39% |
| 1時間足 2025年 | 6,226 | 86.35% |
| 1時間足 2024年 | 6,250 | 85.74% |
| 4時間足 2025年 | 1,610 | 85.09% |
| 4時間足 2024年 | 1,616 | 90.47% |
8割5分の足で整列しています。 6本の指数移動平均線は互いに近い期間なので、よほど激しく折り返さないかぎり順番は崩れません。1年のうち85%で成立している条件は、絞り込みとして機能しません。
取引を整列の有無で分けても、方向が揃いませんでした。
| 時間足 | 整列していた | 整列していなかった |
|---|---|---|
| 15分足 | 3,020件・勝率28.48%・平均+1.70pips | 961件・勝率28.93%・平均**+6.39pips** |
| 1時間足 | 742件・勝率27.49%・平均−0.81pips | 216件・勝率39.81%・平均**+20.71pips** |
| 4時間足 | 225件・勝率24.44%・平均**+5.78pips** | 53件・勝率30.19%・平均−8.90pips |
3つのうち2つで、整列していないときのほうが良い結果でした。 1時間足では勝率が12.32ポイント高く、1回あたり21.52pips多い。4時間足だけ逆を向きますが、そちらは53件しかありません。
「長期リボンが整列していたら本物」という読み方は、この検証では支持できませんでした。
収縮のあとは大きく動くのか
動きませんでした。もうひとつの定番が「リボンが収縮したら次の大きな動きが近い」です。これは売買ルールではなく価格についての主張なので、バックテストを使わずに直接測れます。
短期リボンと長期リボンの幅を足して、最も狭い1割の足を「収縮」とし、そのあと24本の値幅(絶対値)を、それ以外の足のあとと比べました。
| 時間足・年 | 収縮後 | それ以外 |
|---|---|---|
| 15分足 2025年 | 30.61pips(2,491本) | 32.71pips(22,388本) |
| 15分足 2024年 | 23.56pips(2,500本) | 32.94pips(22,499本) |
| 1時間足 2025年 | 68.27pips(618本) | 68.41pips(5,584本) |
| 1時間足 2024年 | 47.60pips(626本) | 73.69pips(5,624本) |
| 4時間足 2025年 | 85.83pips(147本) | 134.22pips(1,439本) |
| 4時間足 2024年 | 153.56pips(162本) | 145.58pips(1,454本) |
6通りのうち5通りで、収縮後のほうが動きが小さくなりました。 先読みを6本・12本・24本・48本の4通りに広げても同じで、24通り中21通りで収縮後のほうが小さいという結果です。
静かな相場のあとは静かなまま、というのは値動きの一般的な性質で、GMMAに限った話ではありません。「収縮=溜めている」という読み方は、この検証の範囲では逆でした。
ひとつだけ方向性が見えたのは、値幅ではなく向きです。収縮後の24本の動きを「リボンが既に向いていた側」で測ると、15分足では収縮後が+6.31pipsで、それ以外の+0.24pipsより大きくなります。動きは小さいが、既にある傾きは維持されやすい、という読み方はできます。ただし1時間足2024年は−8.50pipsで反対を向いており、年をまたいで成立してはいません。
去年いちばんの設定は今年も勝てるか
15分足は黒字のまま、4時間足は符号ごと反転しました。
| 時間足 | トリガー | 本数 | 2024年の取引数 | 2024年の損益 | 2025年の損益 |
|---|---|---|---|---|---|
| 15分足 | 全上抜け | 2本 | 436回 | +2,304.6pips | +1,404.1pips |
| 1時間足 | クロス | 1本 | 173回 | +1,209.7pips | +393.5pips |
| 4時間足 | クロス | 2本 | 41回 | +2,334.6pips | −2,419.9pips |
15分足は18設定すべてが両年黒字で、この設定も2025年に+1,404.1pipsを残しました。4時間足は同じ設定が+2,334.6pipsから−2,419.9pipsへ反転しています。
フィルターと損切りを足す
15分足のクロス・6本に、よく紹介される条件を足しました。左が取引回数、右が損益です。
| 条件 | 年 | 取引数 | 損益 |
|---|---|---|---|
| そのまま | 2025 | 831回 | +1,703.6pips |
| そのまま | 2024 | 821回 | +2,067.4pips |
| ADX 20以上 | 2025 | 113回 | −769.3pips |
| ADX 20以上 | 2024 | 120回 | +735.1pips |
| ADX 25以上 | 2025 | 68回 | −474.8pips |
| ADX 25以上 | 2024 | 75回 | −352.6pips |
| ADX 30以上 | 2025 | 20回 | −199.6pips |
| ADX 30以上 | 2024 | 30回 | −335.3pips |
| ロンドン・NY時間 | 2025 | 441回 | +1,524.9pips |
| ロンドン・NY時間 | 2024 | 435回 | +382.4pips |
| 東京時間 | 2025 | 321回 | +799.8pips |
| 東京時間 | 2024 | 310回 | +1,186.2pips |
ADXフィルターはこの検証で最も壊した条件でした。 831回が113回まで減り、+1,703.6pipsが−769.3pipsになります。ADX 25以上では両方の年が赤字です。トレンド指標にトレンドフィルターを足して悪化するという結果は、GMMAが既にトレンドの条件を持っているぶん、絞り込みが重複していると読めます。
時間帯フィルターはどちらも基準を下回りましたが、赤字にはなりません。
損切りと利確も足しました。
| 決済ルール | 年 | 取引数 | 損益 |
|---|---|---|---|
| 反対シグナルまで | 2025 | 831回 | +1,703.6pips |
| 反対シグナルまで | 2024 | 821回 | +2,067.4pips |
| 損切り20・利確40 | 2025 | 730回 | +1,115.7pips |
| 損切り20・利確40 | 2024 | 731回 | +335.8pips |
| 損切り30・利確60 | 2025 | 768回 | +2,039.9pips |
| 損切り30・利確60 | 2024 | 757回 | +1,020.0pips |
| 損切り50・利確100 | 2025 | 813回 | +1,512.3pips |
| 損切り50・利確100 | 2024 | 796回 | +757.3pips |
| 48本で時間決済 | 2025 | 827回 | +2,036.1pips |
| 48本で時間決済 | 2024 | 815回 | +1,409.4pips |
両方の年で基準を上回った決済はありませんでした。 損切り30/利確60と48本の時間決済は2025年を伸ばしますが、どちらも2024年を1,000pips前後削ります。平均利益55pipsに対し平均損失18pipsという形を、固定幅の決済が壊しています。
コストは回数で決まるのか
スプレッドだけを変えて2025年の15分足を回し直します。
| スプレッド | 損益 |
|---|---|
| 0.0pips | +1,952.9 |
| 0.3pips | +1,703.6 |
| 0.6pips | +1,454.3 |
| 1.0pips | +1,121.9 |
| 1.5pips | +706.4 |
| 2.0pips | +290.9 |
| 3.0pips | −540.1 |
取引回数は831回で固定です。0から3.0pipsで失ったのは2,493.0pipsで、831回×3.0pipsと誤差なく一致します。 このシリーズ17本すべてで成立している関係です。
水面下に沈むのは2.35pipsあたりでした(2.0pipsで+290.9、3.0pipsで−540.1の間)。15分足で年831回売買しても、実際のドル円のスプレッドなら余裕があります。このシリーズでは、15分足がコスト負けしなかった最初の指標です。理由は保有時間で、平均42本=10時間半持つので、1回あたりの利益がスプレッドの何十倍もあります。
「12本並べることで見えるものがある」という部分は支持できませんでしたが、リボン間の距離を勝率の目安として使うところは残りました。
線の本数ではなく交差そのものを測ったのが移動平均線クロスの記事です。3本すべての並びを条件にしたパーフェクトオーダーでは、時間足ごとに残る計算方法が変わりました。同じ「勝率が低いほうが勝つ」形はボリンジャーバンドとRSIでも出ました。水準そのものを疑う型はフィボナッチで作っています。トレンド系にトレンドフィルターを足して壊れる例はCCIでも再現しました。「85%の足で成立している状態は条件にならない」はアリゲーターでもそのまま出ています(3本が順番に並ぶのは年の8割)。同じ数え方を突き詰めるとフェアバリューギャップになり、そちらは「ギャップは99%埋まる」が普通の足でも99%だったという結果でした。プログラミングなしで条件を組んで検証するなら、この記事の表と同じことを自分の通貨ペア・自分の期間で確かめられます。
補足
- 通貨ペアは米ドル/円のみ、期間は2024年と2025年の2年だけです。他の通貨ペアや他の年で同じ傾向になる保証はありません
- 2024年は+1,632pips上昇し、2025年は−56pipsで終わりました。 年間の高値と安値の差はそれぞれ2,237pipsと1,900pipsです。15分足の結果は、この値動きが異なる2年間だけで確認したものです
- 本数を減らす方法は1通りに決めています。 端点(3〜15と30〜60)を保ったまま等間隔に間引く形で、平均期間が動かないようにしました。別の減らし方(端から削る、中央だけ残す)では違う結果になり得ます
- 6本の行だけ本来のGMMAの期間をそのまま使っているため、平均期間が8.83と43.33で、他の行の9.0と45.0からわずかにずれています
- リボンの状態は注文を出した足の1本前で読んでいます。その取引自身の値動きが指標に混ざらないようにするためです
- 「収縮」は各期間の中で最も狭い1割という相対的な定義です。絶対的な幅で切ると別の結果になり得ます
- エントリーも決済も足の終値で行っています。実際の約定はここからずれます
- スプレッドは全期間0.3pips固定として計算しています。実際のスプレッドは時間帯と指標発表で変動します
- 時間帯によって値動きの大きさは変わります。時間フィルターの結果はその影響を受けています
よくある質問
- GMMAの12本の線は必要ですか?
- この検証では必要性を確認できませんでした。各リボンの平均期間を9と45に固定したまま本数だけ6本から1本まで減らすと、1本が6本を36通り中21通りで上回りました。中央値は1本が+1,313.5pips、6本が+1,371.5pipsです。1本ずつのGMMAとEMA9・EMA45クロスは、2025年の1時間足でどちらも184回・+393.5pipsでした。
- GMMAはどの時間足で使えますか?
- この検証では15分足だけが両年で揃いました。15分足は18通りすべてが2024年と2025年の両方で黒字(中央値+1,703.6pipsと+1,917.9pips)、1時間足は14通り、4時間足は0通りです。4時間足は2024年に18通り全部が黒字でしたが、2025年は18通り全部が赤字でした。
- GMMAのリボンが広がったら強いトレンドですか?
- 勝率については成立しました。エントリー時のリボン間の距離で取引を四分位に分けると、勝率は15分足で24.32%→32.96%、1時間足で22.18%→35.98%、4時間足で21.74%→34.78%と、どの時間足でも最も広い区分が最も高くなります。ただし15分足では1回あたりの平均利益が3.96pipsから2.06pipsへ下がりました。
- GMMAのリボンが収縮したあとは大きく動きますか?
- 動きませんでした。リボンの合計幅が最も狭い1割の足のあと24本の値幅を測ると、15分足2024年は23.56pipsで、それ以外の足のあと(32.94pips)より小さくなります。時間足×年×先読み本数の24通りのうち、収縮後のほうが大きかったのは3通りだけでした。
- GMMAはMT4に入っていますか?
- 標準では入っていません。MT4とMT5では移動平均線を12本重ねるか、配布されているGMMAのファイルを探してインストールします。TradingViewはインジケーター検索からGuppy Multiple Moving Averageを追加できます。Formiqのチャートには最初から入っていて、バックテスト側ではトリガー3種と各リボンの本数を条件にできます。
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