インジケーター実測一覧
FXインジケーターの使い方・設定検証
指標の仕組みと画面の見方を説明したうえで、期間・水準・売買条件を同じ過去データで比較しています。良かった設定だけでなく、負けた設定と取引回数も表に残し、結論を検算できる形にしています。
移動平均線と価格との距離
クロス、複数線の並び、平均の種類、価格からの距離を測った検証です。
- 移動平均線クロスの設定:長期線を伸ばすと翌年に残らない移動平均線のゴールデンクロスとデッドクロスを、ドル円の2024年と2025年で280通り検証。1時間足の長期線25は30通り全部が両年黒字、長期線200は40通り中4通りでした。計算方法5つと取引コストも実測しています。
- 移動平均線のSMAとEMA:672通り検証でほぼ引き分けだった単純移動平均(SMA)と指数移動平均(EMA)はどちらを使うべきか。同じ期間・同じ時間足で672通り総当たりし、EMAが勝ったのは318通りで47.32%でした。重心が同じ理由とSMAだけが持つ性質も載せています。
- GMMAの使い方と設定を216通り検証:12本は2本に勝てるのかGMMAのリボンを6本から1本まで減らし、平均期間を固定したまま216通りをドル円でバックテストしました。1本が6本を36通り中21通りで上回り、12本に増やす効果は確認できませんでした。
- アリゲーターの設定:前へのずらしは予測ではなく遅れビル・ウィリアムズのアリゲーターで、3本を前方にずらす設定を外してドル円1,584通りをバックテストしました。ずらしは予測ではなく遅れで、外したほうが良かったのは198通り中103通りです。3本が並ぶ「食べている」状態は年の8割ありました。
- 移動平均線乖離率の設定:±5%は2年間来なかった移動平均線乖離率をドル円4,320通りでバックテストしました。教科書の±5%は期間25では2年間一度も届きません。乖離がゼロに戻るのは18区分中13区分で価格ではなく平均が追いついたためで、ゼロクロスは移動平均線クロスそのものでした。
バンドとボラティリティ
期間・偏差・バンド幅・スクイーズを分け、どのつまみが効くかを測っています。
- ボリンジャーバンドは勝率60%台の逆張りが負け順張りが勝つボリンジャーバンドを逆張りと順張りの両方で、ドル円の2024年と2025年でバックテストしました。勝率60%台の逆張りが負けて勝率40%の順張りが勝った実測値と、定番の20・2σがどちらでどうなったかを載せています。
- ボリンジャーバンドの期間設定:最適は本数でなく約半日〜1日ドル円のボリンジャーバンドを期間5〜200、偏差0.5〜2σで3,024回検証しました。1時間足では20期間の2年平均が最大でしたが、時間足を変えると結果が変わり、共通したのは約半日〜1日の計算範囲でした。
- ボリンジャーバンドは何シグマがいいか:順張りは1σが最も安定ドル円のボリンジャーバンドを0.5〜4σまで0.25刻みで検証。順張りでは1σが最も安定し、逆張りは偏差を広げても両年で再現しなかった理由を、勝率・損益・取引回数・コストから解説します。
- BBWの設定:125本安値は時間足をまたいで通用しないBBW(ボリンジャーバンド幅)の期間・偏差・スクイーズ判定をドル円4,032通りで検証。125本安値は時間足をまたいで通用せず、期間20が1時間足で最も残りました。既定に近い設定は2025年58回で−70.6pipsです。
- スクイーズモメンタムは4時間足で反転した:45通り検証スクイーズモメンタムの3つのパラメータをドル円の15分足・1時間足・4時間足で45通り検証。2024年と2025年の黒字設定数、既定値の取引回数・勝率・年間損益、倍率を変えたときの差を比較します。
オシレーターと水準
買われすぎ・売られすぎ・ゼロライン・クロスを、負けた設定も含めて比較しています。
- RSIの設定を330通り検証:勝率65%の逆張りと24%の順張りRSIを逆張り(30/70)と順張り(50ライン抜け)の両方で、ドル円の2024年と2025年でバックテストしました。勝率65%の逆張りが負けて勝率24%の順張りが勝った実測値と、期間の効き方が2つで正反対だった記録です。
- RSIの買われすぎ・売られすぎ:期間別の張り付き確率RSIが70以上・30以下へ入ったあと、何本続くかを期間7〜50で検証。期間14の1時間足では次の足も張り付く確率が約6割でしたが、期間を変えても逆張りの成績は安定しませんでした。
- ストキャスRSIは4時間足だけ残った:ドル円36通り検証ストキャスRSIの4つのパラメータを36通り、ドル円の2025年と2024年で検証しました。4時間足では36通り中30通りが両方の年で黒字、1時間足では3通り、15分足では0通り。時間足で結果が入れ替わります。
- QQEの設定を200通り検証:1時間足は183通りが両年黒字QQEのパラメータをドル円の2025年で200通りバックテストしました。最も成績が良かった数値、その数値が2024年には通用しなかったこと、勝率を上げるフィルターが翌年には逆に働いたことまで、実測値で載せています。
- RVIの設定:期間を変えても取引回数が変わらない理由RVIの期間を4から55まで10通り、ドル円の2025年と2024年でバックテストしました。期間を14倍にしても取引回数がほとんど変わらない理由と、その結果コストが損益を決めてしまうことを実測値で示します。
- ウィリアムズ%Rは勝率68%で負ける:ドル円240通り検証ウィリアムズ%Rの期間とエントリー・決済水準を240通り、ドル円の2025年と2024年で検証しました。勝率が6割を超えるのに損益がマイナスになる仕組みを、勝ちと負けの平均幅の数字で示します。
- MFIの設定と期間を240通り検証:4時間足でほぼ売買しないMFIの期間と水準を240通り、ドル円の2025年と2024年で検証しました。4時間足では137通りが年10回未満。定番の買い設定は+1,379.1pipsから−654.2pipsへ反転しました。
- CCIの設定と±100の使い方:2,448通り検証で逆張りは負けCCIの±100を逆張りと順張りの両方で読み、ドル円2,448通りをバックテストしました。線が±100の外にいるのは年の約4割です。抜けた直後は値が伸び、内側に戻った直後は伸びません。最も残ったのはゼロラインで、それは移動平均線クロスと同じものでした。
- OsMAは1時間足で54通り全部が黒字だった:ドル円検証OsMAの3つのパラメータを54通り、ドル円の15分足・1時間足・4時間足で検証。2024年と2025年の黒字設定数、既定値の取引回数・勝率・年間損益、フィルターとスプレッドの影響を比較します。
- ACオシレーターの設定:1時間足24通り黒字、15分足は0ACオシレーター(アクセラレーター)のパラメータを27通り、ドル円の2025年と2024年で検証しました。1時間足では27通り中24通りが両方の年で黒字、15分足では0通り。既定値5/34/5の位置づけまで実測値で示します。
- STCの設定を72通り検証:両年黒字は1時間足49通りSTCの4つのパラメータをドル円の15分足・1時間足・4時間足で72通り検証。2024年と2025年の黒字設定数、既定値の取引回数・勝率・年間損益、時間足を変えたときの差を実測値で比較します。
- ウェーブトレンドの設定を30通り検証:既定値も両年黒字ウェーブトレンドの2つのパラメータを30通り、ドル円の2025年と2024年で検証しました。1時間足では2025年に30通り全部が黒字、4時間足でも29通りが両方の年で黒字。既定値10/21の位置づけまで実測値で示します。
- サイコロジカルラインの設定と水準:75%は75%ではないサイコロジカルラインの水準75は、期間12なら12本中10本=83.3%として判定されます。83まで上げても同じで、74に下げると変わります。ドル円5,760通りを実測し、分布・逆張り・順張りを測りました。
トレンド判定と価格変換
反転型のトレンド指標、通貨の順位、価格そのものを書き換える足を扱います。
- スーパートレンドの設定は倍率だけ:ドル円36通り検証スーパートレンドの期間と倍率を36通り組み合わせ、ドル円の2025年と2024年でバックテストしました。期間がほとんど何もしていないこと、倍率だけが取引回数と損益を動かすことを実測値で示します。
- アルーンの設定と使い方:1時間足で84通り中33通りが残ったアルーン(Aroon)の期間・判定方法・水準を84通り組み合わせ、ドル円の2025年と2024年でバックテストしました。クロスと水準どちらが機能したか、4時間足で起きた符号の反転まで実測値で載せています。
- パラボリックSARの設定と使い方:1時間足は23通り両年黒字パラボリックSARの増分と上限をドル円の15分足・1時間足・4時間足で36通り検証。2024年と2025年の黒字設定数、既定値の取引回数・勝率・年間損益、フィルターとスプレッドの影響を実測値で比較します。
- 平均足の設定を960通り検証:終値では約定できない平均足の終値は4本値の平均で、そこで売買はできません。同じ6,107取引を実際の終値と平均足の終値で計算すると、−523pipsが+34,120pipsになりました。ドル円960通りの実測です。
- 練行足の設定:同じブロック幅で+222から+3,083pips練行足はブロックの大きさを選べますが、水準が乗る目盛りは選べません。同じ20pipsのブロックで目盛りを10通り動かすと、ドル円2025年の損益は+222から+3,083pipsまで動きました。1,080通りの実測です。
- 通貨強弱の使い方:最強を買う順張りは72通りとも残らない主要8通貨・28通貨ペアを2024〜2025年で検証。最強通貨を買う順張りは全滅でしたが、過去20営業日で強かった通貨を売り、弱かった通貨を買う方法は開始日を分散しても両年黒字でした。
水準と値動きの構造
有名な水準を、隣の数値や普通の足を対照群に置いて検証しています。